百日咳は大人も感染する?

咳 くしゃみ

百日咳とは百日咳菌が気道など呼吸器に感染することで発症します。乳幼児など小さな子供が感染しやすい病気として有名です。

乳幼児の場合、生後3ヶ月から定められた期間内であれば定期接種として公費で予防接種を受けられます。では、乳幼児の頃に予防接種を受けていれば大人になって百日咳にかかることはないのでしょうか?

今回は百日咳は大人も感染するのか、大人が発症した場合の症状、治療法と予防法について説明します。

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百日咳は大人も感染することはあるの?

疑問

百日咳は乳幼児の頃に予防接種を受けている方も多いです。

ですがどのワクチンにも、それぞれワクチンの効果が持続する持続期間があります。

百日咳のワクチンは2年~3年で少しずつ効果が下がり始め、10年~12年経つとほぼ完全に効果が切れてしまいます。

ワクチンの効果が切れると免疫は失われ、大人でも百日咳を発症する可能性が高くなります。さらに百日咳は感染力が高いため、子供がいる家庭では家庭内感染で家族に広がってしまう可能性があります。

持続期間はあくまで目安であり、人によって効果が切れるのが遅い人も早い人もいます。そのため、百日咳の免疫が残っているか分からない人は一度医療機関を受診して調べてもらいましょう。

大人が感染した際の症状。子供とは違う?

チェック

子供の場合は免疫力が低いため、予防接種を受けていても重症化してしまうこともあります。対して大人は免疫力が高いため、感染しても比較的症状が軽く済む傾向にあります。

それなら心配ないのではないかと思うかもしれませんが、症状が軽いということは反面自覚症状がないということになります。

  • 2週間以上咳が続く
  • 嘔吐する
  • 咳が止まらない
  • 熱が出ない

以上が大人が百日咳に感染した場合の症状になります。風邪を引いても熱が伴わないことは多いため、普通の風邪と勘違いしやすいです。

大人になると仕事の都合などで医療機関を受診出来ないことも多いです。ただの風邪だし大丈夫だろうと思っていると、特に小さい子供がいる家庭では子供に感染させてしまう恐れがあります。

大人は症状が軽いですが子供はそうではありません。けいれんを伴ったり、時には連続的な咳や嘔吐が原因で呼吸困難や窒息の危険性があります。

このように、重症化の危険性がなくても百日咳と似た症状が出ている場合は早急に医療機関を受診しましょう。


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感染した際の治療法について

百日咳は体内の百日咳菌を死滅させなければ症状は続きます。乳幼児など小さい子供は小児科病棟への入院が勧められますが、大人の場合は自宅療養が可能です。

百日咳を発症すると抗生剤と咳止めを処方されます。薬を服用することで咳の悪化やその他の病気の併発を防ぎます。

特に発症初期の時点で抗生剤を服用するとさらなる効果が期待出来ます。自宅で出来る予防法としては換気と保湿、水分補給が有効です。

空気が乾燥している状態だと咳がひどくなります。窓を開けて外の空気を取り込み、部屋の湿度を一定に保ちましょう。

体内の水分が不足すると痰に含まれる水分も少なくなって痰が切れにくくなります。脱水症状の防止もかねて最低限水分は摂ります。

水分補給

飲食の際はいつものように1回の食事で済ませるのではなく、少量を数回に分けて喉や気管に負担がかからないように飲食しましょう。

百日咳に感染しないための予防法は?

チェック

一番大切なのは百日咳に感染しないことです。百日咳は自然治癒でも服薬でも治りますが、百日咳というだけあって完治にはやはり時間がかかります。

百日咳は仕事を休まなければいけないという義務はありません。ですが感染症であるため周囲に広めてしまう危険性もあります。

そのためにも予防を心がけましょう。

ワクチンの接種

注射

百日咳は一度目より二度目の方が症状は軽く、早く治ります。ですが他の病気と違い、百日咳は一度感染しても体内に抗体を作ることが出来ません。

子供の頃に予防接種を受けていても、10年~12年で効果は切れてしまいます。20歳を過ぎたら再度予防接種を受けましょう。

マスクの着用

マスク

周りで風邪が流行り始めたらマスクをしましょう。大人の百日咳の症状は風邪とよく似ています。

発作的な咳が出ない上に、子供は白血球の数値を見れば診断出来ますが大人が白血球の数値で診断出来ることは非常にまれです。

大人の場合は抗体価の検査をしなければ診断が難しいこともあり、病院に行っても風邪と診断されてしまうことがよくあります。そのため、周りで流行しているのは風邪ではなく百日咳の可能性もあります。

感染予防はもちろん、自分が感染している場合に人にうつしてしまわないためにもマスクを着用しましょう。

手洗い

手洗い

百日咳は百日咳菌を吸い込むことで感染するのが一般的ですが、百日咳菌に触れることでも感染します。百日咳菌が付着した部分に触れ、その手で口などに触れることでも感染します。

ですがどこに百日咳菌が付着しているかなんて分かりません。そのためにも手洗いを有効な予防手段です。

早めの受診

病院

大人になると仕事の都合などで受診出来ないことも増えます。ただの風邪であれば医療機関を受診する人は少ないのではないでしょうか。

ですが大人が百日咳に感染した場合、特徴的な症状がないため感染していることに気がついていないだけかも知れません。

早く完治するためにも、風邪が長引くと思ったらすぐに医療機関を受診しましょう。早期発見と早期治療につながります。

最後に

百日咳は大人も感染するかどうかや症状について紹介してきました。

大人の場合は症状があまり出ないケースが多いですが、その事が原因で家族に移してしまったり長引くケースがあります。

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咳がなかなか止まらないという方は一度医療機関でチェックしてもらうようにしましょう。